◆取引先の方や上司に言ってはいけない!ついつい使ってしまいがちな3大ワード

◆取引先の方や上司に言ってはいけない!ついつい使ってしまいがちな3大ワード

上司との良好な関係を築くことは社会人にとっての重要な課題となります。
特に会社に入社したばかりの状態で誤った表現を使用したりすれば、上司を怒らせてしまてり、常識やマナーがなっていないと判断されてしまいます。そうならないためにもつい使ってしまう誤った敬語をご紹介します。

 
この記事はこんな方におすすめ!

・社会人やビジネスパーソン
・コミュニケーションスキルを向上させたい人
・取引先や上司との関係を円滑に保ちたい人
・プロフェッショナルな言葉遣いを身につけたい人
・チーム内や組織内での円満な人間関係を築きたい人

終業時などに気軽に使ってしまいそうになる「ご苦労様」

相手をねぎらう言葉でついつい気軽に使ってしまいそうな言葉の代表として「ご苦労様」という言葉があげられます。
ビジネスシーンではよく事務所に出入りする郵便局の方や宅配業者の方へいう言葉としてよく使われている言葉だと思います。

 

この「ご苦労様」という言葉は、丁寧な表現のつもりで使用していても、上司や目上の方に使用するのは失礼になります。

 

この「ご苦労様」という言葉は、基本的に目上の人が目下の人に対して使うねぎらいの言葉のため、目下の人が目上の人に対して使うのは失礼になってしまいます。

 

中途採用で入社した方などで「ご苦労様です」という言葉を使用している人をよく見かけます。
ヘッドハンティングや特殊な条件を除いて、自身の経験や年齢もあるとは思いますが、その会社では一番経験の少ない新入社員です。
見下されないように無理に「ご苦労様です」という言葉を使用するよりも、謙虚な姿勢でいる方が周囲から高評価を得られます。

 

目上の人には「ご苦労様です」ではなく「お疲れ様です」を使用するとされていますが、自分が上司よりも先に退社する際には「お疲れ様です」ではなく「お先に失礼させて頂きます」と言うのがいいでしょう。

 

ちなみに、上司が先に帰る状況で見かける事ですが、上司が挨拶しているにも関わらずにパソコンを見ながら「ご苦労様です」という方がいます
新入社員でこれをすると上司の心象がかなり悪くなってしまいます。

 

新入社員のうちは一度席を立ち、上司を見てしっかりと「お疲れ様です」という事で心象がかなり良くなります。
上司に限らず目上の方や取引先の方に挨拶をする際には作業を一度とめて挨拶することで印象がかなり変わります。挨拶をする際にはこの点も含めて挨拶するように心がけましょう。


返事をするときに使ってしまう「了解しました」

この上司から何かを頼まれた際などの返事として、ついつい使ってしまう言葉で「了解しました」という言葉があります。

 

一見、「〇〇する」の丁寧語である「〇〇します」の過去形である「〇〇しました」を使用しているため、丁寧な返事をしているように見えます。
同僚や目下の人に使う分には問題ないですが、取引先や上司に対して使用することは失礼になります。

 

「わかる」「理解する」という事を取引先や上司へ伝える際には「承知しました。」や「かしこまりました」といった言葉を使用するといいでしょう。

 

尚、この「承知する」や「かしこまりました」は謙譲語になります。
この謙譲語は相手に尊敬の意を表すために話す側の人(自分)の立場をへりくだって表現する言葉になります。

 

この「了解しました」という言葉ですが、特にマナーに厳しい人以外は使ったとしても注意されることはないでしょう。
今まで何度も「了解しました」という言葉を使用している方を見てきましたが、注意を受けているところは見たことがありません。

 

ですが、仕事のできる営業の方などはしっかりと「承知しました」や「かしこまりました」を使用しています。

 

上司や取引先の方に対してはこういう表現を使った方がいいという事を頭の片隅に入れておくようにしましょう。


失敗したときなどに謝罪する言葉として使ってしまう「すみません」

社会人として仕事をしていると、失敗やミスをすることはあります。
その際に上司や取引先の方へお詫びをするときについつい使ってしまう言葉が「すみません」です。

 

そもそも「すみません」とは「すまない」という言葉を丁寧にした言葉になり、先程の「了解しました」と同様に、同僚や目下の人に使用する分には問題ありませんが、取引先の方や上司などの目上の人に対して使用するのは失礼になります。

 

取引先や上司に対して謝罪の気持ちを伝えるのであれば「申し訳ありません」や「申し訳ございません」が適切な言葉となります。

 

ちなみにこの「すみません」ですが、「すいません」という人が多くいます。
この「すみません」と「すいません」の違いですが、どちらも謝罪の気持ちを相手に伝えるという意味は同じになります。

 

しかし本来の形は「すみません」になり、「すいません」は発音をしやすくした話し言葉になります。
しかし「すいません」は一般的に使われる言葉としてしっかりと辞書などにも記載されています。


まとめ

社会人として仕事をしていく上で「返事」や「挨拶」、「御礼」などの言葉というのは疲れている時や不意に口から出る時などは使い慣れた言葉が出てしまうものです。
また仕事に慣れてくるとついつい短く簡単に済ませてしまいがちにもなってしまいます。

 

普段からしっかりと正しい表現で挨拶する事を心掛ける事で、疲れたときや不意に出る言葉も正しい言葉が出るようになります。
日頃から意識して「返事」や「挨拶」「御礼」などを言うようにしましょう。