◆挨拶も社会人の重要ポイント!あいさつの基本

◆挨拶も社会人の重要ポイント!あいさつの基本

通常の職場に勤務した場合、出勤したら挨拶やお辞儀をしない日がないと言っても過言ではありません。人と顔を合わせたときにしっかりとあいさつができるかで、その人の人間性が出るものです。ここではその挨拶について解説していきます。

 
この記事はこんな方におすすめ!

・社会人やビジネスパーソン
・就職活動中の学生や新入社員
・チームワークや円滑な人間関係を築きたい人
・ビジネスマナーに興味のある人
・コミュニケーションスキルを向上させたい人

挨拶の重要性について

社会人にとって挨拶が重要である理由の一つに「挨拶からコミュニケーションが始まる」という事があげられます。
挨拶をすることで家庭や学校、会社での人間関係を構築するきっかけになるので、挨拶は人とコミュニケーションとる最初の一歩になります。
この第一歩である挨拶をすることで自己紹介につなげたり、仕事の話につなげたりと次の話題をすることができます。特に自分を知らない人や、初めて会った方などに挨拶することは非常に重要になります。

 

また、一般的には幼いころから学校などで「挨拶をしましょう」と教育を受けています。
学校教育にこの「挨拶」が組み込まれていることからも挨拶は社会人ではなくとも基本的な事であり、幼少のころから教わっている挨拶が大人になっても身についていないのであれば、相手に悪い印象を与えてしまう場合があります。


挨拶の3つのポイント

ビジネスマナーにおいて挨拶は基本中の基本ですが、その挨拶のポイントは下記の3つになります。

 

挨拶のポイント① 自分から挨拶する

挨拶は「自分から」することを心掛けましょう。
特に目上の方には特に意識して自分から声をかける事が重要です。

 

挨拶のポイント②語先後礼(ごせんごれい)について

語先後礼(ごせんごれい)とは、言葉を先に伝えた後に礼をすることです。
具体的には相手の目を見て「おはようございます」と言い、その後に礼をする流れになります。

 

挨拶のポイント③好印象を意識する

挨拶をする際に好印象を意識する事は非常に重要です。
好印象な挨拶をするためには「声」「表情と視線」を意識する事が大切です。
声に関しては明るく元気な声を意識して、語尾を伸ばしたり、省略せずにハッキリと発音する事で好感度がアップします。しかし声量についてはシーンや状況によって調節するようにしましょう。
表情や視線については相手を見て明るい表情や笑顔で挨拶する事を心掛けましょう。


シーン別の挨拶(社内と社外の場合)

挨拶をする際には様々な場所や状況があり、その状況によって言葉を使い分けなければならなりません。不適切な言葉を使ってしまえばせっかくあいさつしたにも関わらず悪い印象を与えてしまう事もあります。
そのため、適切な挨拶ができる事が社会人としても求められます。
ここでは社内の場合と社外の場合に分けて状況に応じた挨拶の例をまとめました。

 

【社内の場合】

出社時

おはようございます

 

廊下や階段などですれ違った時

お疲れ様です。
※「ご苦労様です」は目上の人が目下の人にねぎらう言葉です。上司や先輩には使わないようにしましょう。

 

離席、外出する時

〇〇へ行ってきます

 

離席、外出先から戻った時

ただいま戻りました。

 

離席、外出する人を見送るとき

行ってらっしゃい

 

離席、外出から戻った人を迎えるとき

お帰りなさい

 

相手に話しかけるとき

失礼いたします。今、お時間よろしいでしょうか?

 

来客を迎えるとき

いらっしゃいませ、いつもお世話になっております

 

電話や面談で相手を待たせた時

お待たせしました。

 

食事の時

いただきます
ごちそうさまでした

 

退社するとき

お先に失礼します

 

上司や同僚が退社するとき

お疲れ様でした

 

【社外の場合】

得意先・取引先の人(訪問や来社時)

おはようございます
こんにちは
いつもお世話になっております
社外に関しては「おはようございます」「こんにちは」に続けて「いつもお世話になっております。」などを組み合わせて使うとよいでしょう。また直近であった事に付随した言葉(「先日は大変お世話になりました」「先日は御足労頂きありがとうございました」など)を用いる事も大切です。

 

相手と会うのが久しぶりの場合

「たいへんご無沙汰をいたしました」
「お久しぶりでございます」
尚、上記の言葉に続けて「お元気でいらっしゃいますか?」「おかわりございませんか?」などとつなげるとよいでしょう。

 

取引先や得意先から帰るとき

お邪魔しました。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

取引先や得意先が帰るとき

お気をつけてお帰り下さい。


挨拶のできない人を教育するには?

社会人でも挨拶ができない人というのは少なからずいますが、挨拶をしない理由というのは下記があげられます。

 

  • 人を選んで挨拶する
  • そもそも人間関係を築きたくない
  • 挨拶のタイミングがつかめない
  • 人見知りで挨拶できない
  • 挨拶するのが照れくさい

 

挨拶をしない人の理由には上記のように様々な事があります。
「挨拶をするように心がけてください」と言って素直に挨拶をしてくれればいいのですが、なかなかしてくれなかったり、その場だけで習慣付かないケースが多いです。

 

そういった場合は周りの人間や上司が積極的に挨拶をする事で改善することもあります。
特に人見知りや照れ、タイミングがつかめない人にとっては挨拶をする人を見本とする事で挨拶ができるケースが多いです。
また挨拶をしても無視する人などには「〇〇さんおはようございます」と名前を呼んで挨拶すると効果的です。

 

挨拶をする自分の姿を見本として教育することは根気がいる作業になると思いますが、一番の教育になります。


まとめ

社会人にとって挨拶は人とコミュニケーションを取るために大切な事です。最初は多少ぎこちなかったり、噛んでしまって失敗する事もあると思いますが、挨拶を習慣付ける事で相手への印象がかなり変わります。

 

また家庭や友人など、ビジネスシーンではない場面でも心地よい挨拶をすると人間関係が一気に縮まります。
意識して挨拶をするように心がけて、習慣的に行えるようにしましょう。